情報としての身体のテクノロジー
★Web評論誌『コーラ』3号刊行しました。 - シャ ノワール カフェ別館
◆WEB評論誌の最新号『コーラ・3号』に掲載の美馬達哉氏の『グロバリゼーションと身体のテクノロジー』は、興味あるテーマです。今年の夏頃、通院している病院で「がん登録」したい旨を申し上げ、その方法を訊ねたのに(http://d.hatena.ne.jp/kuriyamakouji/20070613/p1)、なかなか思うようには行かない。
せっかく、山本孝史さんが、「がん対策基本法」を議員立法して、今年の4月施行されているのに、実際上、病院側の動きが遅いですね、個人情報保護法の絡みもあるのですが、僕の考えでは全国どころか、世界中に情報を共有する「がん登録」は大賛成で、患者としての僕の個人情報は全部さらけ出す。
後は医師のカルテ開示の問題ですね、そんなことを通院している病院に電話して、「がん登録」の窓口はどこかと訊ねたのですが、来年の4月から実施するとのことでした。でも、情報は大阪の医師会に提供するということで、全国レベルではないですね。早急に情報開示が全面的になされるべきだと思う。そうすれば、新しい「がん治療法」が見つかる可能性がより高くなる。
と言うようなことを僕は過去ログに書いていますが、がん登録だけではなく、カルテそのものも情報としてデータベース化出来ないものかと思いますね。
そんな、問題意識を持っているものだから、美馬さんのこの論考は思考実験の補強になります。治療の第一歩はデータベースの蓄積、共有だと思います。
しかし、私たちは、グローバリゼーションのなかでの「身体」という問題設定を考えることで、この経済か文化かという二分法に陥る危険から免れることができるのではないかと考えています(ただし、ここでいう「身体」というのは、人間の個人的身体と同時に、多数の人々全体をも集合的身体と考えるという広い意味です)。
【情報としての身体】を思う存分ネット提供しますよ。本稿での問題意識は「身体のテクノロジーとリスク管理」に書かれているらしい。『グローバリゼーションスタティーズ 総力戦体制からグローバリゼーションへ』(平凡社、2003年)に収載されているとのこと。読んでみます。
総力戦体制からグローバリゼーションへ (グローバリゼーション・スタディーズ (1))
- 作者: 山之内靖,酒井直樹
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2003/01/01
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それなのに、又、又、教育現場で、こんな安易な施策をとろうとしている。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20071215i401.htm
退職教員を数千人採用。団塊の世代は、「お呼び」なのですか。益々赤木さん達世代の出る幕が狭くなる。三十代で、教職免許を持っていて、先生になりたい人は沢山いるはずです。その人達に対する先行投資が何故出来ないのか?どうも、お金の使い方がおかしい。
★http://www.ohmynews.co.jp/news/20071209/18290
★http://d.hatena.ne.jp/tazan/20071216