年賀状で偽装?、出版社の民事再生

 ネットのweb草思でもよくアクセスしたし、僕の大好きな版元でもあった草思社『民事再生法適用申請 負債総額22億5千万円』のニュースを「サイトー商会」さん経由で知る。草思社は、そこそこにベストセラーを出し、ロングセラーも持ち、堅実なバランスの良い中堅出版社だと思っていたので、「何で?」って言う衝撃的なニュースです。負債額が似たような額だと言っても、「新風舎」の民事再生ニュースとは衝撃度・感情移入度が全然違う。模範的な版元だと思っていましたからね、新風舎の場合は出版流通の構造的な問題というより、「自分探し」、「自己実現」と言った、本が売れるとか売れないとかは二の次でカタチある「自己表現ビジネス」を立ち上げたわけで、読者にと言うよりは、「あなたも作家です」と言う一生ものの拠り所を○○○万円で販売したわけで、草思社とは違う。あくまで、草思社は通常の出版流通システムで、出版の王道を地道に歩いていたと思っていたから、ショックです。多分、一出版社の問題ではなく、取次も含めた構造的な流通において目に見えない地殻変動が顕在化し始めたのでしょか。
 参照:http://d.hatena.ne.jp/matsuitakashi/20080110/1199923339(絶対絶命β)
 日本製紙再生紙の問題も根が深い。僕も再生紙の年賀状を買いました。「環境偽装」ですね。去年は「偽」の年でしたが、「年賀状」で「偽装」がスタートするとは、ヒドイ年明けだ。
 参照:http://news.tbs.co.jp/20080109/newseye/tbs_newseye3750770.html(TBSの動画が見れます)
http://sofusha.moe-nifty.com/blog/2008/01/10_6d54.html#more(双風亭日乗)
 悪いニュースばかりだなぁ、