「乳(ちち)と卵(らん)」ってちらん?
ブログ『純粋非性批判』の川上未映子さんが、芥川賞をもらったんですね。おめでとうございます。
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2008011702080001.html
日経新聞で大阪の女流作家が元気だとの特集記事がありましたが、大阪弁のリズムは、僕にはマネが出来ない。高校二年生の二学期に大阪に引っ越ししたわけで、もうそれから、大阪弁にコンプレックスを持っていましたね。広島弁とイントネーションが全然違う。だから、何となく標準語を喋るじゃあないですか、それが、どうしてもいや〜な感じを相手にも与えるし、僕自身も違和感がありました。いまだに大阪弁、京都弁が喋れない。聞くのは大好きです。同じ内容なのに、関西弁で喋れると身体が素直に反応するところがありますね。
特に女の人の大阪・京ことばは、いいなぁ、
前回、芥川賞にノミネートされた『わたくし率イン歯ー、または世界』について過去ログで、僕はこんなことを書いていましたね。河内弁なのですね、その強烈な文体を引用しようと思うのですが、改行がはるか遠く、諦めました。作者の背後には「永井均の<私>」があるのでしょうか、息継ぎが長く、改行にたどり着くと、ほ!としました。僕の「奥歯」はもうなくて、部分入れ歯の日常です。
大阪弁と永井均が川上未映子の「乳と卵」(キーワード)なのでしょうか。こちらは未読なので、これから読みます。先日、テレビにも出演していましたが、樋口一葉が川上さんの身体(脳)にあるらしい。河内弁を喋る樋口一葉か、オモシロイ。
- 作者: 川上未映子
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 2007/12/01
- メディア: 単行本
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