ゼロウェイストで社会が回る

人々はなぜグローバル経済の本質を見誤るのか

人々はなぜグローバル経済の本質を見誤るのか

好き嫌いの問題ではなく、経済成長なくとも「社会が回って行くシステム」を構築しないと、資本主義社会は結局、最後はバブル崩壊で、誰も勝てない、「みんなが負けの社会」に行き着いてしまうのだろうね。サブプライム問題についての水野和夫さんの丸激トークを聴くと、当然、起こるべきして起こったという感じ。
今日から、市の「ペットボトル・プラスチック製容器包装」の分別ゴミ出しがスタートしたのですが、ペットボトルはともかく、対象の「プラスチック容器包装」って予想以上に細かく、多い。でも、材質はプラスチックであっても、商品そのもの(例:CD、ハンガー、ビデオテープ、洗面器・バケツ、おもちゃ、歯ブラシ、サンダルなど)、商品の付属品(ストロー、スプーンなど)は、対象外で一般ゴミに出すとのこと、ややこしい。町内でゴミ減量のお手伝いをしている関係上、面倒でも学習せざるを得ないわけですが、偶然、今日無料配達された、『オルタナ・2月号』の特集記事が「不毛なゴミ論争はもう止めよう」で、ちょっぴり義務感にかられて読んでみると、結構、オモシロイ。
どうせ、「プラスチック容器包装」の分別をやるならば、商品そものの(日用品)も分別し、リサイクルして欲しいなあ。日本プラスチック工業連盟によると、プラスチック生産量639万トン(06年)に占めるフィルム・シートの割合は39%、容器類は13%で、全体の半分に過ぎない。日用品がカウントされれば、ゴミ出しもより簡単になる。
本誌が提言していることは、(1)自治体はプラスチックの分別の徹底を(2)リユース、リデュースの実効的な法律を(3)家庭ゴミの収集は全国規模で有料化を(4)飲料容器の「強制デポジット制度」を(5)容器包装以外のプラもリサイクルを、なのです。
ところで、本誌で紹介された「葉っぱビジネス」で有名な徳島・上勝町のゴミの分別はスゴイ。リサイクル率が80%以上なのです。分別数は公式には34種類で、実際は40種類を越えているらしい。

(1)アルミ缶(2)スチール缶(3)スプレー缶(4)金属製キャップ(5)透明びん(6)茶色びん(7)その他のビびん(8)リサイクルびん(9)その他のガラス類・陶器類・貝殻(10)乾電池(11)蛍光管そのまま(12)蛍光管壊れたもの(13)鏡・体温計(14)電球(15)発砲スチロール類(16)古布・毛布(17)紙パック(18)段ボール(19)新聞・折込チラシ(20)雑誌・コピー用紙(21)割り箸(22)ペットボトル(23)ペットボトルのふた(24)ライター(25)ふとん・絨毯・カーテン・カーペット(26)紙おしめ・ナプキン(27)廃食油(28)プラスチック製容器包装類(29)どうして燃やさなければならない物(30)廃タイヤ・廃バッテリー(31)粗大ゴミ(32)家電製品(33)生ゴミ(34)農業用廃ビニール・農薬びんなど。

東京の町田市が昨年、期間限定で資源ゴミの回収を試験的に実施しているらしい。「上勝モデル」基にしてどんな「ゴミ減量法」を立ち上げるのか。
しかし、この上勝町は元気な町ですね。http://www.kamikatsu.jp/menu/seisaku/top.htm
上勝町ごみゼロ(ゼロ・ウェイスト)宣言は、決まっている。。
結局、こういう町がしたたかに生き残るのでしょうね。