◆今日のトピック♪「虚妄の?成果主義」(5/17)

『「大阪府労働情報総合プラザ:利用者4倍」…民間委託の成果、無に? 府PT案では廃止』という記事が「毎日新聞」夕刊文化面(5/16)に掲載されていますねぇ。

 ◇社会・労働の専門図書館−−利用者が4倍に
 社会・労働関係の専門図書館「大阪府労働情報総合プラザ」の利用者数が00年から増え続け、4倍になった。府の直営から財団法人大阪社会運動協会(社運協)の委託運営になって、スタッフの専門性が生かされた。本や資料は、内容を知る人がいて初めて活用できるということを実証したが、大阪府の財政再建プログラム試案(PT案)では「今年度に廃止」とされている。【佐々木泰造】」

 スタッフの方々の一番のやるせなさは上に引用された記事のとおり、「成果を上げたのに何故、廃止?」っということでしょう。そう言えば、こちらの図書館で特別棚として「成果主義フェア」を設置したことがありましたが、一体、成果主義ってナンダロウねぇ?少なくとも政治でないはずだよねぇ。

大阪府では外郭団体ではなく民間団体に運営が委託されたのは初めてだった。現在は、専門知識を持つ社運協の職員3人(2人は司書)と週2日のアルバイト1人が、プラザと資料センターの貸し出し、レファレンス(照会)、資料収集、整理などをこなしている。府が直営していたときより図書館業務に携わる人数は増えて、人件費は減っている。 インターネットの社運協のサイトにプラザのページを作り、蔵書を検索できるようにしたことも利用者増につながった。
 英語のサイトも設けており、近年、海外で日本の労働史が注目されていることもあって、米国デンバー大学の研究者が1年間通い続けるなど外国人研究者の利用もある。ーhttp://rodoshomei.blog17.fc2.com/blog-entry-19.htmlよりー

 せめて、最低限の合理性がないと、PT案は説得力がない。社会労働運動史の資料保存というミッションをあえて脇に置いてもオカシイと思いませんか?