ノーモア!放射線

ノーモアヒロシマは、もう二度と勘弁してくれ!ゴメンこうむる!、「リトルボーイ」の顔を二度と見たくないのが本音ですが、過日、担当の癌専門先生が、PSAの数値が上昇しだしたので、ホルモン療法も効かなくなった、この際、放射線治療をしますか?とビックリマークのQがありました。
僕は東京時代に放射線治療をしているんだよねぇ、ちゃんとカルテを見て下さい。新しく引き継ぎをやったので、そんな行き違いが生じたのですが、でも、そこで素朴な疑問が生まれたわけです。「何で、放射線治療は一回切りなんだろう?」、ワンスモア!放射線、希望の光が一瞬、見えたのです。
先生は「そうですか、それじゃあ、仕方がない。放射線治療は出来ないですねぇ、暫く様子を見ましょう。」
そんな落としどころになったのですが、一度、火がついた僕の「疑念の希望」はナットク出来なくなりました。
そしたら、ベルギーの人があちらの放射線の先生に訊いてくれました。

その医者によると、放射線治療は同じ箇所には1回きり、というのは、副作用を避けるため。
放射能自体は治療後そこに「残っている」わけではない、したがって他に選択の余地がなければ2回めの放射線治療をすることもあるが、この治療の副作用、たとえば、(乳がんの場合)肋骨が折れやすくなるとか、肌が乾燥するとか、そういう現象がおこるようになるので、避けることが望ましい、とのことでした。 http://d.hatena.ne.jp/shohoji/20080722

なるほど、副作用の問題かぁ、でも、こちらの先生は、そんな言い方ではなかった様な気がする。

内分泌療法の癌細胞に対する効果を実際の癌組織像でみると殺細胞的(cytotoxic)ではなく静細胞的(cytostatic)様相を呈している。癌細胞は死に至るのではなく、抑え込まれている。時間の経過と共に、これがホルモン抵抗性癌となり臨床的に再燃癌になる。前立腺癌における内分泌療法を姑息的治療から脱皮させるにはこの再燃を抑える工夫が必要である。最近の分子生物学的手法を取り込んだ癌の内分泌療法に関する研究は、一歩一歩この壁を崩しつつあり、殺細胞的にならずとも癌となかよくして天寿をまっとうできる内分泌治療法の出現も近いと思われる。
http://www.apionet.or.jp/~nemoto/prostateCA.html

どうやら遺伝子治療という選択肢もあるみたいですが、もう一つよくわかない。宿題です。
(参照)
http://web.sapmed.ac.jp/radiol/guideline/prostate.html
http://health.yahoo.co.jp/soudan/detail/question.html?mid=445772
http://ci.nii.ac.jp/naid/110004650940/
http://minds.jcqhc.or.jp/G0000094_0150.html
http://www.asahi-net.or.jp/~is9c-yngw/contents/letter/letter33.html
http://www.med.osaka-u.ac.jp/pub/radonc/www/gene.htm
http://www.med.osaka-u.ac.jp/pub/gts/index.html