岡山の娘/映画と出会った青春


昨日、友人から手紙が来て開封すると、福間健二監督の『岡山の娘』についてエピソードをまじえながら縷々広報していました。それで、僕も感染PRします。実を言えば、僕は福間健二の映画を見たことがないのです。勿論、詩人の福間健二は知っていますが、そうか、彼は映画作家でもあったんだと驚いたぐらいです。
一度、八月にも広報しましたが、再度、アナウンスします。
同封されたパンフに福間の「序論から、ほぼ40年の『青春』」という一文がアップされていました。

高校時代から若松プロに出入りしていた。
大学に入ると状況は闘争の季節であったが、授業にも運動にも気が乗らず、もっぱら映画館で時間をつぶした。幸運にも『明後日は十七歳』が売れてお金が転がり込み、撮影の高間賢治とのダブルケンジ・コンビで16ミリ映画を作ろうとした。なかなか完成できず、資金が足りなくなり、若松プロで役者もバイトもした。『性犯罪』と『女学生ゲリラ』に出たあと、若松さんが脚本・主演のチャンスをくれ、それが『通り魔の告白 現代性犯罪暗黒篇』となった。
やろうとしていることの序論だと考えて『青春伝説序論』という題にした。それが、26年後の『急にたどりついてしまう』と39年後の『岡山の娘』で向かい合う「青春」への序論でもあったことに、最近人に言われるまで気がつかなかった。
この世界と自分自身に抗議する。ようやくここまできた。ドジでハタ迷惑な映画行路であるが、『悶絶本番 ぶちこむ!!』の最後においた文句のように<まちがっている。でも、ものすごくまちがっているわけじゃないだろう>と、しぶとく「映画に出会った青春」を生き抜くつもりだ。

団塊のオヤジは元気がいいねぇ。まだ、青春しているw。僕は最早「老秋」で出来ることは紅葉狩りです。ポレポレ中野で11月15日からレイトショー(23:00〜)が始まるわけですが、 期間中、ゲストとのトークがある。
11月22日は『岡山の娘』公開記念オールナイトで、 トークゲストが足立正生サトウトシキで福間の映画と足立、サトウの映画が上映される。 引用の本文で太字が上映作品です。来場者にはもれなく福間健二詩集『きみたちは美人だ』をプレゼントすると言う。
レイトショーも先着15名様には「岡山ミニみやげ」をプレゼントするとのことです。 公式サイト(http://d-mc.ne.jp/blog/musume/)
というわけで、僕は見れないので、お近くの人に宣伝しました(笑)。
ところで、公開中、ゲストとのトークもあり、11月21日は宮台真司、23日は切通理作、映画監督の若松孝二原将人いまおかしんじ沖島勲、そして、詩人の井坂洋子三角みづ紀などがそれぞれの日に上映前にトークをします。