ジュンク堂難波店も…『オルタ』

kuriyamakouji2008-12-22

フリーターズフリー vol.2 (2)

フリーターズフリー vol.2 (2)

前のエントリーで隔月誌『オルタ』ブックファースト梅田店で取り扱いが決まったと書きましたが、ジュンク堂難波店でも取り扱いが始まりました。今回の『労働開国?』最新号は、一気に読むにはあまりにも色んな問題を含んでおり、未整理のままで、まだ、僕自身、自信を持ってコメントできない。ただ、言えることは、隔月誌になってから、『世界食糧危機』(2008年7/8月号)、『1995ーあの年、何があったのか。』(2008年9/10月号)、そして今回の『労働開国?』、次号の『金融危機』(2009年1/2月号)と編集者の色が段々と明確になっていっているような気がします。
他の論壇誌では見られない、当事者性が核にありつつ、高踏的にならない抑制をきかせた理論の組み立てもしている。
今回の特集『労働開国?』は特にそのあたりのバランスの効いた編集で、僕が、いままで読んだ『オルタ』のバックナンバーを含めて、一番、良い仕上がりだったと思う。
一つ一つの記事に、僕なりに感染して何かコメントをしたくなります。
そんなわけで、追々、逐条的に感想のブログアップするかもしれませんが、
ネットでアップされている、『オルタ』記事のコメントを以下に参照として紹介しておきます。

「労働開国?」について
http://d.hatena.ne.jp/Arisan/20081207/p1
http://d.hatena.ne.jp/Arisan/20081209/p2
「労働開国」の皮肉
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-ee12.html
「労働開国」をめぐって
http://tu-ta.at.webry.info/200812/article_1.html
http://tu-ta.at.webry.info/200812/article_4.html

それはそうと、『フリーターズフリーNO2』が発売中ですが、巻頭セッションで「労働と家族を問うー主婦・シングルマザー・女性フリーター」の座談会を読んでつくづく感じたことは、この『労働開国?』の問題は家族制度の地平から問うべきだと思いました。
僕なんか、ここまで、何となく生きて来れたのは、何はともあれ、これから風前の灯火かもしれないが、戦前から延々と細いなりに続いているこの国の家族制度のお陰の面があることは間違いない。m(__)m
生田武志に言うように、これからの人達は、そうはゆかない。だから、オルタナ「新しい家族のモデル」を作らなければならないし、それが無理なら『フリターズフリーno1』で、生田が提案したNFO(ノン・ファミリー・オーガニゼーション)を築くことが必要なんでしょう。