bk1書評

kuriyamakouji2009-04-07

書評本:赤木智弘著『「当たり前」をひっぱたく』
タイトル【貧しい者でも、望めば家族を得られる平等を。/もしくは、すべての人間にとって家族の存在が、自尊心や既得権益にならない平等を】(2009/04/06 13:34:43)

本書はデビュー作『若者を見殺しにする国』以降にネットや雑誌に発表されたものと第一章それでもまだ、「希望は、戦争。」に収録されている書き下ろし「家族という権利を疑え」を加えたものです。
第二章のライブドアニュース『眼光紙背』はネットでほとんど閲覧できるみたいですが、追記修正している。この章は時事評論で、著者が武田徹のジャーナリズム学校で勉強した成果が垣間見えて色んなところにアンテナを拡げていたんだと新しい発見がありました。……続きはbk1の書評サイトへ→http://www.bk1.jp/review/0000473986

どうか、ご笑覧下さい。m(__)m
赤木さんには、次作では、家族問題について書いて欲しいねぇ。
彼の読解の鍵は「家族」にあると思う。
それは、僕も含めて、独身者の赤木個人の問題ではなく、
「家族」というのが、国を超えて民族を超えて、
「家族のためなら、生きられる、どんなことをしても生きて見せる」
先日、華僑に関する本を読んでつくづく思ったし、
僕の友人たちでも、家族を持っている人は、色々と大変だけど、
生きることの軸がたじろかない。「強いなぁ」と思うわけです。
恐らく、赤木さんもそんな強さが欲しいのではないか。
大文字の天下国家論じるより、ささやかでも庶民の暮らしを得たい、
そのための社会システムはどのように構築すべきか、
そこに家族の問題が前面化するんだと思う。
◆今日はオヤジの遺品が展示されているので、大阪城公園内の「ピースおおさか」に行ってまいりました。
大川沿いの桜も、公園内の桜も満開で至るところでお花見をやっていました。