重粒子線がん治療

銀行のおねぇ〜ちゃんに浜矩子の講座『日本経済の次のシナリオ〜恐慌ドラマのセカンド・ステージを通貨と金融の視点から考える』のチラシをあげたら、クリヤマさんにということで『重粒子線がん治療〜HIMAC〜』の豪華パンフをくれた。オレの病気を心配してくれているわけだなぁと苦笑。
千葉、稲毛にあるHIMACは、最先端の放射線医学で従来の光子線を用いた放射線照射と違って重粒子線の場合は(1)体内で止まる深さがピタリと決まる(2)止まる時にだけ強い効果が出る。(3)同じ線量に比べて、効果がX線よりも強い。
従来の放射線は体のごく浅い所で最も強く、その先はだんだんと弱くなっていくがピタリと止まることはないので、がんに至るまでの正常細胞と、がんの先にある正常細胞にダメージを与えてしまうわけです。(パンフより)
希望に満ちた先端医療ですが、僕のように過去に放射線治療を受けた場合は、適応条件に合わないでしょうねぇ。残念。勿論、転移がある場合もダメ。乳がん卵巣がん、胃ガン、大腸がんなどの袋状の管腔臓器のがんで治療法が他で確立されている症例も適用外です。
だから、いままで、手術も放射線治療も受けていなくて、肝がん、前立腺がんが発見された場合有効な治療法でしょう。前立腺がんではほぼ100%と言われていますね。
問題は保険適応外で、先進医療部分=特別料金がパンフによれば、費用は314万円です。
2008年のデータによれば治療患者累計が4000名を突破している。2003年には重粒子線がん治療が厚生労働大臣より高度先進医療として承認されたから、ゆくゆくは保険適用になるのではないか。