下鴨納涼古本まつり

久しぶりに毎年行われている「下鴨神社 糺の森」の下鴨納涼古本まつりを覗いてきました。
もう第二十二回なのです。規模は関西随一の古本まつりですが、やはり暑かった。風がなかったですね。森?の中なのに…。それでも数時間ウロウロしていました。でも購入した本はたったの二冊。
藤森照信『建築探偵の冒険 東京篇』(ちくま文庫)300円。
丸山真男『戦中と戦後の間 1936-1957』(みすず書房)900円
僕の興味のあるカテゴリーで限定されるということもあるのですが、見慣れた商品リストでサプライズがなかった。図書館のリサイクルコーナーの方が結構サプライズがあると思いましたよ。
購入した本の丸山本にしたところで、昔、友人からサイン本をもらったのですが、処分したのです。それから、もう一回購入した記憶がある。それで、又、処分。今回が三回目ですね。900円だから購入したわけですが、購入した古本屋さんは、「売値の全点半額セール」をやっていて、1800円の値付けをしていました。だから半額で900円。わかりやすいマジックw。
でも、別の古本屋で僕が購入したものより美本で1000円の値付けをしていたのが三件ほどありました。1000円の値付けで半額ならめっちゃお得感があるのですが、どう考えても1800円の値付けはないよと思ったが他店の1000円よりは汚れているけれど、読めればいいという僕のスタンスだから、まあ、900円で100円安いとナットクすれば良いと買ったわけです。
ビックリしたのはユイスマンの『さかしま』でこの本は欲しかったんだよねと手に取ったら10000円でした(半額ではなくそのまま)。でも、別の古本屋さんで状態もそんなに遜色ないものが(ちゃんと帯びもついている)3000円でした。わかりまへん。
まあ、売値がバラバラなのが古本の良さで、さて、新刊書も再版維持制度の縛りがなくなったら、かような迷ってしまう売値になるでしょうか。