五木寛之『親鸞』

親鸞 (上)
図書館から五木寛之の『親鸞 上』を借り、さっそく読了。下巻は連絡があるまで待ち。

ほとけはつねに いませども
うつつならぬぞ あわれなる
ひとのおとせぬあかつきに
ほのかにゆめに みえたまう
みだのちかいぞたのもしき
じゅうあくごぎゃくのひとなれど
ひとたびみなをとなうれば
らいごういんじょううたがわず

4月21日のコメント欄で、♪「いい人は思想を語れない/母子信仰 - 葉っぱのBlog「終わりある日常」
最後の親鸞 (ちくま学芸文庫)
吉本隆明の指示表出は「表現」、自己表出は「表出」に仮託して「表現」=理屈、「表出」=「情」と僕はコメントしたけれど、なるほど浄土は情土なのか、唯識で心はとけるが情(こころ)はとけぬ。「理屈」は「知恵」であり、「情」は「念仏」と言ってもいい。
棚にあった吉本の『最後の親鸞』がないなぁ。