女人高野/「日月山水図」


今日は、5月5日と11月3日のみ一般公開する
女人高野の金剛寺で収蔵されている「日月山水屏風図」を
電車とバスを乗り継いで拝見することが出来ました。
自宅から南海高野線河内長野までは、結構かかりました。
バスで天野山まで行くのですが、一時間に一本です。
同じ大阪府内なのに、3時間もかかったことになる。
北河内南河内とはこんなにも遠いんだと改めてビックリしました。
でも、京都の長谷川等伯展と違って、
「日月山水図」を心ゆくまでゆっくりと座り込んで観ることができました。
ガラスも柵もなく、鼻先、目の前に触れるスレスレの空気感なので、
僕は正面で数十分じっくりと観ることが出来ました。 庭も拝見。
ここでは、学芸員とは言わないからお寺の人なのですが、
懇切丁寧、チャーミングな対応をしてくれましたねぇ。アットホームな雰囲気で、
とにかくくつろぎながら、絵の鑑賞が出来ました。
ありがとうございました。朱印も頂戴。
元気が良かったら、11月3日にも、もう一度「屏風図」に対面したいです。
そう言えば、茂木健一郎クオリア日記に
「松林図」と「日月山水図」にタマ抜かれたサプライズな感想を書いていましたねぇ。

あの後、島田雅彦がどのようにさえまくったのか、
とても気になったが、
眠りに就く前に最後に意識に上ったのは、
日月山水図屏風の輝く太陽だった。
島田さん、女の話もいいですが、
たまにはあの屏風の風景の中に行きませんか。
もちろん、屏風の中で島田さんが女の話を
続けたとしても、
それはそれで奇抜な地上の太陽となるかも
しれません。
http://kenmogi.cocolog-nifty.com/qualia/2005/03/post_29.html

しかし、「日月山水図屏風」の中の道行きは
島田さんとではなく、丸山健二でしょう。
廊下の先に『日月山水図屏風』が鎮座している座敷があります。