ジュンク堂天満橋店/エル・ライブラリーへ…

「負けた」教の信者たち - ニート・ひきこもり社会論 (中公新書ラクレ)脳と心―クオリアをめぐる脳科学者と精神科医の対話「今泉棚」とリブロの時代―出版人に聞く〈1〉 (出版人に聞く 1)借金中毒列島 -プロが語る消費者金融のウラオモテ- (岩波アクティブ新書)百万回の永訣―がん再発日記 (中公文庫)深い川 (ラテンアメリカ文学選集 8)寺山修司・遊戯の人資本主義のパラドックス―楕円幻想 (ちくま学芸文庫)お金を知る技術 殖やす技術 「貯蓄から投資」にだまされるな (朝日新書)
姪っ子の息子(高校生)が経済に関する本が読みたいらしいので、本棚からピッキングしても関連本があまりない。でも、図書館のリサイクルでもらったのか、昭和62年刊行のカッパビジネス『田中角栄の才覚 松下幸之助の知恵』(小林吉弥著)があった。

目にとまったのは、茂木さんの田中角栄氏に関しての連続ツイートを面白く読んだためか、
小林の二人の人物に迫る筆洗は新書として過不足なく高校生にも読んでもらえる気がしました。
そこにある田中、松下の共通項は茂木さんの言う「本気度」であると思います。
田中角栄の才覚・松下幸之助の知恵―二人の男の成功と失敗から学べ (カッパ・ビジネス)
斎藤環さんの、これも棚にあって、アイロカルに逆照射する玉としても面白いのではないかと、中公新書の『「負けた」教の信者たち ニート・ひきこもり社会論』(2005年刊)を抜き出しました。
hikikomoriに対して《あなたに彼らを「愛する」自信がないのなら、どうかせめて、無関心のままでいてはくれまいか。若者の非社会性などという似非論壇めいた問題意識は、どうか忘れてはくれまいか。それは、あなたに直接害を加えない他者への、最低限の礼儀というものなのだ。そして「礼儀をとるか愛をとるか」こそは、まさに「公正さ」の入り口に横たわる問題なのだ。(p21)》
ところで、昨日、今泉正光の『「今泉棚」とリブロの時代』を駅前の本屋で未入荷でゲットできなかったが、久しぶりに天満橋エル・ライブラリーの一箱古本のお手伝いをしようと思います。
間違いなくジュンク堂天満橋店で今泉さんの本をゲットできるでしょう。
しかし、id:kazetabbiさんが、言及している「歌手と二足のわらじを履く美人芥川賞作家誕生!とは誰のこと?編集長の佐伯さんの書いていることは正論です。
確かに大手の出版社、大取次の殆どは非上場企業なので、その実態が見えないですねぇ。オマケに再販維持制度で囲繞されている。伏魔殿ですよ。
そんな問題意識でも読んで見たいと思います。
追記:エル・ライブララリーでボランティアをしたら、久しぶりに肉体労働をしたためか、昨夜は夕食を食べてすぐに寝てしまった。最近、昼寝の習慣があるのです。昼寝をしないと、夜は早寝になってしまう。ジュンク堂天満橋店で『「今泉棚」とリブロの時代』をゲット。電車の行き帰りに読んだのですが、この「葉っぱのBlog」も紹介されています。興味のある方は手にとって見て下さい。今泉正光氏へのインタビュー構成ですが、とても刺激的で面白く、単に過去の思い出、エピソードにとどまらず、今後の出版流通の再生へのヒントがありますねぇ。エル・ライブラリーで古本市の棚を作って、帰りに高校生のための本、『借金中毒列島』、小宮一慶『お金を知る技術 殖やす技術』を200円で購入する。後は、自分のために単行本4冊、杉山正樹寺山修司 遊戯の人』、柳原和子『百万回の永訣 がん再発日記』、ホセ・マリア・アルケダス『深い川』(現代企画室 ラテンアメリカ文学撰集)、大澤真幸『資本主義のパラドックス』(新曜社 ノマド叢書)で600円。