借金中毒列島

エル・ライブラリーの古本市でゲットしたのですが、『借金中毒列島 プロが語る消費者金融のウラオモテ』(岩波アクティブ新書)はめっちゃ面白かった。
岸川真のインタビューに答える構成で金融コンサルタントであり、学生時代から音楽イベントの「呼び屋」をやったり、映画制作、『映画評論』の経営、有機農法、レストラン経営、三島由紀夫の「楯の会」とも縁があったり、こちらの方の話も面白いはずなのに、本書では、金貸しプロとして室井忠道が赤裸々に消費者金融のウラを語ってくれる。
金融業30年の現場からみた人間学ですが、僕と同年輩なんですよねぇ。
そして、散々波瀾万丈の生き方をして、「いまこそ、日本人は借金をしない生き方を」を推奨するわけです。
わたしの持論は、「戦争の起きていない国に住み、自分の足でトイレに行けて、食事がおいしく食べられたら、それが最高の幸せ」とおっしゃる。
ほとんど、歳が違わない小沢一郎は、まだ枯れていないでしょうか?
大澤真幸THINKING「O」第2号

大澤真幸THINKING「O」第2号

僕も美味しく食事が出来てマットウにトイレに行けて本が読めれば、幸せデス。