PSAの数値/最後の●?

打ちのめされるようなすごい本 (文春文庫)

打ちのめされるようなすごい本 (文春文庫)

昨日、病院で5回目の抗がん点滴を行いました。
その前に採血するので、その結果を見ながら化学療法担当の女医の診察を受ける。
それで、前から疑問をもっていた「体内時計と点滴のタイム」の最適な関係について質問しました。
先生、PSAの数値が下がっていますね。これでノビタローさん、
でも、抗がん剤が最後の手段だ。「はい、そうです」、[ちょっと、ちょっと、もう少し期待を持たせる言い方があってもいんじゃあない?](独言)
先生、聞きたいことがあるんです。狭い枠内の科学的エビデンスではそうかもしれないけれど、体内時計と点滴タイムの最適な関係はどう思います?体内時計?そう、科学者の上田泰己(ひろき)さん、ライターの故米原万里さんらがイシューした抗がん剤の点滴を打つ時間帯がそれぞれの患者のとって最適なタイムがある。
例えば深夜の午前3時とかねぇ。[先生、疑いの目で見て、お二人の名前も知らない、いじわるは僕の本音ではないので、これ以上追求しない。興味があれば、先生、自分でグーグル検索するでしょう。](独白)
実際問題として、入院して点滴するのならともかく、通院点滴で深夜っていうのは医療行政上、無理がある。ただ、この処方箋のデータが不足なら、協力するのはやぶさかではない。通院で深夜に病院を訪問。点滴ならそんなに支障がないとは思う。
勿論、1日入院がいいとは思うけれど、どちらにしろ、単なる医学の知見だけではなく他の領域の科学的知見とも情報収集をしてよりダイナミックな医療をおこなってもらいたいものです。
先生は盛んにエビデンスという言葉をつかって僕を説得しかかったが、僕は科学的エビデンスを尊重するものですが、ただ、「医学」というカテゴリーを越えて他の科学的エビデンスをも参照してもらいたい。
ちょっとハイテンションな気分で先生に喋りすぎたかなぁ。[反省]
PSAの数値が前回の14から11なって、順調に下がっているから多少、ご機嫌な気分でいじわるしたかもしれないw。【たかが数値、されど数値】
点滴しながら、黒岩比佐子の『パンとペン』を読んでいましたが、後半の30分はうつらうつらしました。夢の中で堺さんに会える気がしたのです。こんな人には夢の中でも会ってみたい。予想以上に堺利彦の魅力的な人物劃写に思想性を越えて段々と好きになってゆく心地良さがあり、惜しむようにじっくりと読みたいと思いました。ユーモアと哀しみと処世と度胸がある。女、子供にも優しい。吝嗇ではない。行動力があって、面倒見が良い。こんな人は好きになりますよ。
bk1でランキングを調べたら「読書・出版・書店」のカテゴリーで『パンとペン』が堂々の弟2位にアップ!
http://www.bk1.jp/books/category/22000000000000000000
コメント欄でとみきちさんが、「レオニー」を推薦している。本日公開!観てみたい。