ティファニーで朝食を

ティファニーで朝食を

ティファニーで朝食を

病棟の朝食は8時。金曜日は教授回診で先生はいつも白衣ではなくて、白のブレザー?僕より年輩(多分)なのですが、御洒落。
病院図書室でトルーマン・カポーティ村上春樹訳『ティファニーで朝食を』を借りて読む。オードリー・ヘップバーンの映画ではもちろん観ているのですが、原作は読んでいなかった。村上春樹訳ということもあって初めて読みました。映画とは全然?違った。
こんなにも面白い原作とは知らなかった。
僕は岡本かの子の『生々流転』が大好きでモテ過ぎてヒロインの蝶子は東京を袖にして、一人旅立つ。最後に女船乗りになって水平線の彼方にーーー
ティファニーで朝食を』のヒロイン・ホリーはニューヨークを離れアフリカに痕跡を残す。「只今、旅行中」
江國香織の『神様のボート』のヒロイン・葉子は「引越し魔」でその過剰なナイーブさに二人と共通するところがあるが、葉子にはシンクロしないですねぇ。むしろ反発する。
ホリー、蝶子はとても似ている。こういう女性に俺はセクシーさを感じるんだと再確認しました。

病院の朝食はクルミ食パンに牛乳、マーガリン、果物、チンゲン菜ソテー・シメジ。それに持参のインスタント珈琲。紅茶。
食べ過ぎ?