病院ナウ・宇野千代
循環器科で診察。珍しく待合室がガラガラ。
聞くと昨日と今日は学会で先生方が休みということ。
それで予約が正午だったのに、三十分も早く受診。
採血の結果は益々血糖値が上がっている。ヤバイと言うことで新しく薬を調合。*1
循環器科の先生なのに気になるのは前立腺がんのことだから、
どうしてもそれに関連付けて質問してしまう。
縦割り診療だから先生も見え見えで戸惑っていた。
泌尿器科、循環器科、抗がん剤の腫瘍内科とチーム医療体制は難しいのでしょうか。
どうも横割り医療行政が原則の方が患者にとっても病院側にとってもメリットがあるのではないかと思ってしまう。
◆病院内で宇野千代の『或る一人の女の話』を読む。
宇野の「自伝的小説」です。私小説と言ってもよい。
ただ、放蕩する宇野の自己語りが爽やかでヤッパリハードボイルドな女の人だと益々好きになりました。
結果として放蕩になっているわけでその都度その都度、
宇野にとってそれしか選択肢はなかった。
潔さがある。ジメジメと自己弁解しない。
どうもいわゆる「私小説」的なものと対極にある。
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