bk1のガラパゴスな「ニッポンの書評」

ニッポンの書評 (光文社新書) (新書) / 豊崎由美/著この世界の片隅に 上 (アクションコミックス)この世界の片隅に 下 (アクションコミックス)
豊崎由美の『ニッポンの書評』を読んでみたのですが、僕の関心どころとズレていた。
豊崎さんの言う原則読後に読む「批評・評論」と読む前に情報として読む「書評」は確かに別のものだと思うけれど、
カラオケ的であれ、読書感想文、コラム的書評であれ、その百花繚乱的な書評投稿を受け付けて書評担当者がちゃんとコメントを発信しているネット書評サイトのbk1に時系列に言及してもらいたかったと思う。
ガラパコスだったかも知れなかったがbk1が立ち上がった時はプロ、アマを問わず書評を前面に押し出して「書評文化」を基本財として、販促にリンクしようとシステムを立ち上げたわけです。
その「出版流通史」と「ネット書評投稿史」との社会学的な観測が見取り図よく言及してもらいたかった。
しかし、シャープのガラパゴスは10ヶ月で撤退したが、bk1の投稿書評は10年以上(多分)続いている。
ツイッター140文字制限がメインのネット世界で「3000文字制限」はサプライズ。
3千文字なら言いたいこと、書きたいことが大体書ける。書評を媒体として自分語りのコラム、エッセイも書ける。
敷居が低く、窓口が広い。アマゾンと違ってそんなガラパゴスかもしれないが豊崎さんにbk1の投稿書評を分析して欲しかった。
本日、bk1の書評サイトが更新されましたねぇ。
http://www.bk1.jp/contents/shohyou/Index
こちらは、今週のオススメ書評ののひとつです。
http://www.bk1.jp/review/0000494187
でも、書影はアマゾンなんだよねぇ。bk1に注文するときは↑の書評サイトからお願いします。m(__)m