安心/安全/暴力

◆kingさんから、『安心のファシズム』スレにコメントがありましたが、bk1の書評投稿で五十嵐太郎の『過防衛都市』をワン・ステップにして、三段跳びで、三冊同時レビューアップという離れ業を演じました。連作書評とも言うべきプレゼンスで、三冊を貫く書評タイトルは【恐怖と防衛のメカニズム】です。書評であってもこうやって三本同時に通して読むとkingさんのメッセージが明確に伝わりますね。ぼくもこういう方式で挑戦したくなりました。彼のコメントはー

コンフリクト・フリーという現象は、日本文化を論じる場合しばしば言及される、対話の成立しない風土という状況が、内面化されたものかも知れません。波風を立てず、出しゃばらず、個人的意見は表に出さず、「空気」とともに流されていく。斎藤氏はコンフリクト・フリーの現象を紹介したあと、日の丸君が代に反対する教師を、脅しと泣き落としの同調圧力によって説得しようとする事例を紹介し、君が代をピアノで弾くのを拒否する音楽教師に「四十秒間だけロボットになりなさい」と発言した教頭の言葉を紹介しています。非常に日本的なメンタリティの感じられる実例です。こういった事態が、コンフリクト・フリーの誘因ではないか。

で始まり、ホップ、ステップ、ジャンプと書評アップしたのです。
『過防衛都市』『安心のファシズム』『暴力の哲学』です