安井曾太郎(1888〜1955年)

このブログで画像を提供してもらっている榎本香菜子さんが、目出度いことに、「損保ジャパン美術財団」を冠した賞をもらったのですが、あまり、馴染みのない名称なので門外漢にはQ?がつきましたが、彼女の説明では具象画の登竜門ともいうべき安井賞がなくなって、代わりに出来た賞だと言う。美術界の芥川賞みたいなものですが、疑問に思ったのは、何故、安井賞が消えてしまったのかと、余計に謎が深まりました。文芸書は売れなくなったと言っても、芥川賞直木賞なんては、文学に関心のない人でも、よく知っているし、その社会的影響力も強いものがある。美術界はどうなっているのだろうか?安井賞はぼくでも知っていた。しかし、なくなっていたとは知らなかった。検索すると、安井曾太郎が物故した1955年から1997年まで42年間に渡って、権威を維持していた。これって、数字の偶然だと思うけれど、55年体制の崩壊と何らかの因果関係があるのであろうか、半世紀も培っていた賞が名前を変えて存続すなら、何で“損保ジャパン”っていう命名にしたのか、“安井賞”で不都合な事情があったのであろうか、そのあたりのところを詳しい人は教えて下さい。尚、榎本香菜子の絵は最近、若い人たちのファンが増えたらしい。表現者にとって、一人でも後に続く人が出てくると、嬉しいものらしい。添付の画像は小さいので確認できないと思いますが、鳥と卵が描かれています。ぼくのもうひとつのブログ“葉っぱがアフォード・阿呆ダンス”には拡大表示していますので、そちらをクリックしてください。
『最後の個体』http://kuriyamakoji.blogtribe.org/entry-166e4a191bb407dd82024edaf98aa0af.html
美の巨人たちhttp://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/picture/031025.htm