侯孝賢(ほう しゃおしぇん)

今日、『珈琲時光』を観たばかりなので、この映画監督について語るべき情報は追々更新するとして、僕自身の備忘録としても、簡単にプロフィールを書いてみます。1947年・広東省生まれ(台湾の団塊の世代なんだ)。《…翌年、家族と共に台湾・高雄に移住。80年『ステキな彼女』で監督デビュー。83年には台湾ニューウェーブの幕開けとなった記念碑的な作品として知られるオムニバス映画『坊やの人形』の第一作を監督し、その作家性が注目される。続いて『風櫃の少年』『冬冬の夏休み』『童年往時―時の流れ』が国際的に評価される。89年、台湾歴史上のタブーとされていた“2・28事件”を扱った『悲情城市』が、ヴェネチア映画祭で金獅子賞グランプリを獲得。93年の『戯夢人生』、95年の『好男好女』と併せて台湾近代史三部作と呼ばれる。96年の『憂鬱な楽園』、98年の『フラワーズ・オブ・シャンハイ』がカンヌ映画祭に選出される。2001年の『ミレニアム・マンボ』がカンヌ国際映画祭高等技術院賞受賞。『珈琲時光』は9月11日に公開予定》―東京人04年10月号『対談・侯孝賢×川本三郎・映画「珈琲時光」の東京を歩く。』より―
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