最後の個体

榎本香菜子の本年度損保ジャパン美術財団奨励賞の画像。HPは“こちらから”
 京都市美術館に行って来ました。下で紹介したこともある榎本香菜子の作品“最後の個体”が主体展(10/9〜17)に陳列されたからです。ドーン・コーラスが聴こえて来ました。身体が緑色に徐々に染まっていく凝縮した時間を感じました。それは同時にとてつもない大きな空間で、“いのち”の誕生から再生へと、黙示の静謐な佇まいで、やはり、実物はいいなぁ、見飽きない、画中に入り込んでしまった小人、“ホムンクルス”が見えましたよと、茂木健一郎流に、クオリア言説を書くことで、何とか、絵の感動を伝えようとキーボードを打ち始めたが、実物に叶うものはない。やめます。
 榎本さんは来年あたり、京都で個展を開くことを画策しているので、もし、実現したら、是非とも御覧になってください。