スパムはジャンク?

 今、イライラするもの、嫌いなものは、スパム・メールが一番ですが、SPAMの語源を知らなかった。豚肉の缶詰の商標名だったのですね。ジャンクメール、ジャンクフードから連想したのか、でも、この缶詰は見た事、食べたことはない。
 ぼくの生家は乾物屋だったので、店番をしたこともあり、大和煮の牛缶、コンビーフはお馴染みで、店の手伝いで、よく缶詰のラベル貼りなどを小さい頃、やったものです。鯖、鮭、鮪、…、でも豚肉の缶詰なんか、みたことがなかった。
 なのに、片岡義男の『自分と自分以外―戦後60年の今』(NHK)本書を読むと、

いま僕が住んでいる家から歩いて三分のところにあるスーパーの、食品の缶詰の棚にはほとんどいつもスパムが置いてあるのは、僕にとって驚き以外のなにものでもない。もうずいぶん前から、日本じゅういたるところのスーパーの棚に、この缶詰を見かけるようになった。[……]、

 そうなんですか、まあ、スーパーで買い物しても缶詰なんか、買ったことがないので、そのあたりの事情には疎いのですが、片岡さんの親父さん(ハワイ生まれのカリフォルニア育ちという日系二世)は苦学生のおり、スパム・アンド・ライスを金がないとき食べたらしい。ハムエッグや、ベーコンエッグより安い。そのレシピを紹介します。

百九十八グラム缶に入っている六十パーセント減塩タイプを、横に三枚に切る。それをフライパンで炒める。小さく切らないほうがいい。ほどよく色がつくまで炒める。そして皿に取る。

 簡単、白いご飯に合い、熱いのをほくほく言いながら、やや早食いすると最高にいけるらしい。こんど、挑戦してみようかな、ポーク・フレーク?缶って、ホント、知らなかった。

追記:このカキコは9/15付けのものですが、保坂和志さんのBBSでけいとさんが、スパムお握りなんて、紹介しているので、やっぱり、スパムってメジャーな食べ物で、僕の無知を再認識しました。それで、今日の日付に上げました。
『スパム画像』