光クラブ

このところ少し重い話題になったら、アクセス数が1/3に大幅減になりましたね、その変動幅はニッポン放送株どころでないが、ライブドアの堀江さんは連日ネクタイ、背広なしで連日テレビ出演して話題を提供していますが、毎日新聞の発信箱(2/21)で敗戦直後、ヤミ金融光クラブ」を起業し、経営破綻して自殺した東大生、山崎晃嗣の語録を紹介している。「私は法律を守るが、モラル、正義の実在は否定している。合法と非合法のスレスレの線を辿ってゆき、合法の極限をきわめたい」(保坂正康『新説・光クラブ事件』角川書店)。“http://www.alpha-net.ne.jp/users2/knight9/hikari.htm”は三島由紀夫の小説にもなったし、山崎晃嗣をモデルにした映画もテレビも観た記憶がある。似たようなキャラで欧米で小説、映画になったものを読んだり、観たりした記憶もある。何か、既視感のある「物語」で、主人公の共通の収まりどころは敗れ去る。ただ、彼は行く道の先鞭者として良くも悪くも、その時代の隠された臭みをみんなに嗅させ、その悪臭で警鐘を鳴らせたヒーローでもある。ただ、堀江さんが今後どうなるかはなんとも言えないが、先輩たちの敗者の美学を実践しても特にマスコミ業界の鎖国の惰眠を揺さぶるペリーの黒船ぐらいの御利益があったと、僕の中で堀江さんを評価している。
ところで、このブログの三大噺は「本屋」、「図書館」、「映画館」であったのに、いつの間にか、メインを外れてしまっている。重くて、重要なテーマーをこのブログで追跡しながら、僕自身の中で何らかの醗酵を醸成したいという想いも強いのですが、それは何とか抑えて、偶には意識してこの三大噺をアップするつもりです。それで今日は「本屋編」です。