場と縁の連

オリオンさんの 『不連続読書日記』がこのところ、間隔を置かない送信で嬉しい限りですが、どうやら、300号を一区切りにブログを始めるらしいですね、今日の送信が271回目なので、後、29回、来年にも始められるのですかね…。本日送信されたメルマガはいつもの書評だけとは違って≪昨年の暮れ、二日にわたって神戸で開催された「場と縁の継承・再生国際会議 」(ISSN)[http://issn2004.jp/]を傍聴して、「宴」というキーワードが 浮かんだ。≫とある。それで取り上げた本は□川田順造『聲』□ 田中優子『江戸の音』□ 田中優子『連』□ 田中優子『江戸はネットワーク』□ 網野善彦『無縁・公界・楽』□ 網野善彦『異形の王権』□ 大岡信『うたげと孤心 大和歌篇』□ 松岡心平編『世阿弥を語れば』□ 松岡心平『宴の身体』□ 松岡心平『中世芸能を読む』 です。オリオンさんはこの国際会議のワークショップに参加されて「声の力」について感想を述べている。そのような「声の力」が輻輳するのが「宴」なのです。前々日のブログで「悪場所」、「悪関係」に触れましたが、「無縁」の共同世界で 集う人々は「連」と呼ばれるネットワークを形成するとの論考から、縁のネットワークを転轍する。

政策もまた、集団的な営みの中から生まれ、育ち、相互に連なっていく。こうした「政策連歌」が巻かれる場は、「官」や「学」や「民」や「産」に属するそれぞれの主体が「役者的想像力」のはたらきをもって互いに付けあう「自律的な無縁の共同体」(一期一会の結縁)であるだろう。

とこんな風に社会運動へと ネットからオフへと拡がりを持ったISSNらしいですね。地域通貨についても語っている。まあ、興味のある方は271号を全文ロムして下さい。

★本日のアクセス数(320)