葉っぱ

内田樹ブログでこんな風に書かれるとやっぱし気になる。

何度も書くけれど、私はブランショの『終わりなき対話』(Entretien infini, 1969)の全訳が20世紀のあいだに出せなかったことを日本の仏文学者の犯した最大の失敗のひとつだと思っている。
あの本が1970年代に日本語で読めるようになっていたら、おそらく現代の日本人の知性はコンマ何ポイントが上がっていただろう。

内田先生はオススメ上手って言う以上に販促上手ですね、それで、思わず月曜社の『ブランショ政治論集』を画像アップしてしまったが、今のところ読了する自信がないので、未読百選にリストアップ[83]。参照:『ブランショ政治論集』著訳者略歴と先行販売情報 : ウラゲツ☆ブログ約20年前のブランショの続刊予定 : ウラゲツ☆ブログ
ところで、フォローにならないのですが、同じ内田エントリーで銀色夏生さんをいい人であると、『川のむこう つれづれノート14』(角川文庫)が献本されたことに対してお礼している。ちょうど、しみったれた購入で申しわけないんですが、ブックオフで『葉っぱ』って銀色夏生の詩と写真の他人事でない本を見つけました。
最近、ネットで知り合った人とオフで会えば、いつの間にか「葉っぱ」さんと呼ばれるようになっている。「はっぱ」って言いやすいんでしょうね。それに相手側は「はっぱをかけるような」、ストレス解消のような気持ち(そんなことはないと思いますが…)、「はっぱさん!」って言えるし、でも、銀色さんは優しく、「葉っぱさん…」って綴っている。

さて、私は外を歩く時、あれこれ見ながら歩いています。遠くの町を旅したり、近所にアイスクリームを買いに行く時も、なんだかいろいろ見ています。そして、いつもいつもどんなところにも葉っぱは落ちているなと思っていました。(141頁)

百五円で『葉っぱ』を買いました。
追記:雑誌『談』の編集長ブログをロムしていたら、団まりなさん訪問記がアップされている。哲学書房刊の『性のお話をしましょうー死の危機に瀕して、それは始った』がウラゲツ☆ブログで紹介されていたときから、エロチックな画像とともに、物凄く気になっていた本だったのです