偶然の出会い/楽しい孤独

 ソネアキラさんのブログITマネジメントの茂木健一郎のインタビュー記事が紹介されていたのでさっそく読みました。『論理』と『経験』。
論理は閉じた世界で経験は開かれた世界なんでしょうか。その前提に立って“偶然の出会い”について考察する。SERENDIPITYを高めるために五要素を考える「行動して」「気付いて」「観察して」「理解して」「実現する」です。[1]の「行動して」は、とにかくそこから始める。Aを追いかけていたのに、論理で追いかけて追いかけていたのに、Bに出会う。それは偶然です。でもそれが宝物になるかもしれない。例証としてノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊さん、生体高分子の同定および構造解析のための手法の開発でノーベル化学賞を受賞した島津製作所田中耕一さん、電気を通すプラスチックで同じくノーベル化学賞を受賞した白川英樹さんをあげています。そんなスタンスでニートの人たちにもメッセージを送っている。
「目的や目標は何でもよい。要するに行動しなければBには出会えないということなのです。」
 ネットを始めてまさかこんなにも偶然の出会いがあるとは思いませんでした。仮設定のAはありましたが、Bに出会えたということです。おしょうさんにも遊雲君にも会えました。おしょうさんの『住職の部屋』の『孤独』の中でおしょうさんの「孤独と出会えていないとさみしい。」に出会えました。“孤独が歓び”である。その回路でしか他者と出会わない。閉ざされた孤独と、開かれた孤独、言葉で羅列すると、そんな歓びの言葉が遠のく感触があります。ただ、この場でこの住職の部屋を紹介したくなったのです。
「とも坊、宇宙は無限なんよ。じゃからね、どこをとってもそこが宇宙の真ん中なんよ。」
住職の部屋 ('05年7月)