限界の思考

kuriyamakouji2005-09-20

 発売予定が大幅に遅れていました双風舎の『限界の思考』がやっと秒読み段階に入って、もうじき出版されます。目次が編集者ブログにアップされています。“双風亭日乗”をご覧下さい。
 そうか、「人はなぜ全体性に惹かれるのか」、この課題は一番気になります。
 恐らく下で書いた保坂和志×石川忠司との対談引用でのリアリティにつながる。
 こう言っても良い、「人はなぜリアリティに惹かれるのか」。
 分析出来得ないものがリアリティであろう。だから、そこに他者性も内包している。全体とは部分の対概念でなく、部分が即全体であるような全体であろう。生きることも書くこともその全体にアクセスする運動だからこそ、「生」のバトンが受け渡し出来る。細切れの自意識は受け渡しなんかできやしない。
 2005-09-22 - 双風亭日乗はてな出張所