kuriyamakouji2006-02-25

 茂木健一郎内田樹の新刊は多いですね、内田さんの場合はこの『東京ファイティングキッズ』にしても平川克美とのネットでのやりとりですからね、でも、ネットで読んだのに本になると又欲しくなる、そういう買い方をしている人が多いでしょう。だから、ネット上の著作権はもっと公共圏というエリアで開かれて考えるべきですね。
 それから保坂和志『小説の自由』ですが、新潮連載の『小説をめぐって』が元になって単行本化されたわけですが、新潮の方は現在も連載中で、僕達は
『保坂和志HP』でロムすることが出来る。『カンバセイションピース』新潮文庫になりますが、その初稿もアップされていますね。保坂さんはネットに関して辛辣ですが、心のこもったネットサービスをしてくださっているので、助かります。茂木さんもブログ生活に対して警鐘を鳴らしてくれますが、時々講演の音声サービスをして、ネット生活から足を洗うことなんてとんでもない気持ちにさせてくれます。
 立岩真也の『自由の平等』は稲葉さんとの「トークイベント」*1が梅田で行われるのですが、それにあわせて購入したわけでなく、随分前に半ば積読状態になっていたのです。この本も心斎橋のブックオフの百五円棚で見つけましたが、僕はもうすでに定価購入していたので、確か誰かに贈呈か図書館寄贈でブックオフ購入しました。
 学芸書林『現代文学の発見』はジュンク堂にデータでは新装版が発刊されて手に入るのですね。このシリーズ(旧版\750)は平積商品でよく売れました。1968年ですか、四方田犬彦『ハイスクール1968』に拘ったことがわかります。僕は一度処分したのですが、ある日、図書館のリサイクルで貰って来たのです。笠智衆の『大船日記ー小津安二郎先生の思い出』もリサイクルで頂戴したものです。『カバー、おかけしますか?』はちゃんと、リアル書店で購入した本屋さんのブックカバー集なのですが、こういうコンセプトはネットアップで、もしくは折角貴重なデータがあるのだから、それを元に新しいデータを加えてCD−ROMで商品化すれば結構商売になると思います。