絵本もいいなぁ…

ころ ころ ころ (幼児絵本シリーズ)考える豚 (桂三枝の落語絵本シリーズ)美しく青き道頓堀川 (桂三枝の落語絵本シリーズ)悲しい犬やねん (桂三枝の落語絵本シリーズ)ワニ (桂三枝の落語絵本シリーズ)もこ もこもこ (ぽっぽライブラリ―みるみる絵本)はせがわくんきらいや
 マイミクさんが福音館の絵本「ころころころ」を紹介していたが、リアル書店を覗いて一番楽しいコーナーは絵本コーナーだったりしますね、先日も梅田ヒルトンのジュンク堂に立ち寄った折り、黒田征太郎フェアをやっており、絵本が平台にずらりと並んで目を楽しませてくれました。ネットではかようなパフォーマンスは難しいですね。ある人が言うように書店員と仲良くなるのも、リアル書店の得難い利点ですが、その書店のセンスでディスプレーされると、その本屋の顔が拝見出来て、思わず棚と会話したくなります。勿論、これは比喩ですが、でも、結構、本屋って、色々な人がやってきて、マジに棚と会話しているお客さんがいたりします。
 僕なんか、もう書店員ではないが、結構、お客さんの動きを見ていると退屈しないものです。時には万引きの現行犯を見たりします。ネット書店ではかような余白がないですね。しかし、今は書店員と仲良くなっても、みんな忙しそうで、ちょいと、ご一緒にお茶を…、っていうわけにはいかないですね、僕が現役の頃はのんびりしたもので、版元さんとお茶どころか、お客さんとしょっちゅうお茶していました。時にはお客さんからご馳走になったりして、本の話をするのです。今はそんな余裕の時間が作れないでしょうね、本当に公私混同の書店員でした。僕は…w
 「働く」ことを公私混同をしない合理的な検証をして「労働」として把握することは確かに大事かもしれないが、僕は自由に気ままにやっていましたね、正社員からアルバイトにシフトしてもらったり、逆にアルバイトから正社員に又戻ったりと、正規と非正規の壁が殆どなきに等しい状況でしたね、多分、そのころは人材派遣法(労働者派遣事業法・1986年施行)なんてなくて、アルバイトであってもそこの会社が直接採用するのが原則でしたよね、だから、そこの会社の人事課がそのアルバイトが気に入ると正社員にならないかと、声をかけるのが通常でした。
 でも人材派遣会社経由で「協力社員」なんてなんら身分上のアルバイトとの差異はない雇用形態が普通になると、協力社員というアルバイトはあくまで人材派遣会社の被雇用者で、派遣された会社の人事課と何の接点もない。そして、そこの協力社員という短期雇用の契約となり、不安定な雇用が継続するわけ。そのように人材派遣法が施行された頃から、フリーターという言葉が労働市場に流通するようになったような気がしますね。
 労働組合労働者派遣事業法に対してどのようなスタンスをとっているのだろうか、とにかく、働くことに関しては「自営業的」なノリで働いていました。会社で労働組合を作ったことがありますが、「労働」と「生きること」を分けて考え、行動することには結局、満たされないものを感じました。常に僕の行動が「労働すること」であれ、全体性につながっていないとつまらないわけです。労働組合運動が日々の自分たちの暮らしのことしか念頭がないとしたら、それは「恐竜の首」の分捕り合戦でしかなくなる。そうすると、それはどうでもいい退屈さになるわけです。こんなわけのわからぬどんずまりの地点で考えると絵本で遊んで見たくなります。
追記:僕の記憶のある絵本です。オンライン書店ビーケーワン:ラ・タ・タ・タム