「双風舎の『バックラッシュ!』が読みたい!」ノー、

kuriyamakouji2006-05-25

ワシャー、ノー、ソーフシャーノ、
ナンデガンシタ…、バックラッシュ!、カイノー
ワリャー、シッテルカイノー、ヨミタイジャケン、
カッテクンシャイ、ナンボウ、シタンノー、
ホージャー、ネー、イク、キュー、ゴーエンデ、ガンショ、
コリャー、ボッケー、ヤスイノー

 ◆双風舎さんで『バックラッシュ!』っていう本が発売されますが、僕はフェミニズムについて頓珍漢なことを言って顰蹙を買ったことがあります。議論が全然かみ合わなかったことが、あるサイトの掲示板でありました。
 当時、彼女は現役の女子大生で演劇をやっている人で、いかに同じクラブの男子学生が横暴か、呑み会なり、パーティの席でメイドのようにこき使われ、それならまだしも、酔っぱらうと、口に含んだものを彼女の顔面に向かって散布したりと、色々なことを言うので、そこで、僕はそいつのほっぺでも平手で殴ればいいんだと答えたら、かちんと、きたらしい。どんな局面でも暴力による解決を望まないっておっしゃるのです。それで、僕は昔、女の子に思い切り、平手で殴られたことを思い出し、そのことで、彼女に対する想いが強くなった、ことを書いたら、まるで、『太陽に吠えろ!』の世界だキモイ!って言われました。ゼミの呑み会でも、彼女たちが教授に率先してお酌をするのは当然だと思っている。そのこともイヤだと言うのです。僕は目くじら立てる問題ではないと思うのですが、アンタは甘いと怒られました。
 ◆男女平等なんて、当然で議論以前の自明のことだと思う。まずそこから出発して、でも、実際、男と女に拘泥する人が多すぎる。僕は老母と同居しており、まあ、時々料理もするのですが、よくお袋に怒られます。お前の料理は乱暴だと、入れ歯ではなかなか噛み切れない、小さく切って、よく煮込んでじっくりと心のこもった心がけない、合間、合間に味見をしながら、やんなくっちゃぁ…って小言を言われる。掃除も乱暴なのです。「そんなんだったら、主夫はやれないね」って、家事・子育て専念の主夫もいいかと大昔、思ったこともありましたが、僕は失格ですって。まあ、例え合格しても、それを受け入れる女の人、社会が偏見なく受け入れる体制がなかなか醸成されていない。
 ◆そんなお袋にしたところで、僕は長男だから、家を継ぎ、墓守をするのは当然だと思っている。もっとも長男らしからぬ男なのですが、この国の男系家族の伝統は脈々と流れていますね。でも、建て前はそうですが、老人会の面々をみると、おばあさんたちが元気ですね、山崎豊子の『女系家族』ではないけれど、女の人たちは強かです、出来るだけ責任を負わないで果実を得る手管に長けていると言うと又お叱りを頂戴するかもしれないが、果実を得なくとも責任を負いたいと思う痩せ我慢の美学が、もし男特有のものでもなく、女にもあるのだと抗弁されれば、冷や汗をかくものの嬉しいですね。
 ◆『バックラッシュ!』がどのような本になっているのか、楽しみですが、この言葉自体を知らなかったので、取りあえず、グーグル検索すると、Wikipedia百科事典で、三つのカテゴリーに分類されているのですが、フェミニズム運動に対して逆差別というある種、反動の立ち位置でアナウンスする人たちのことを言うのですね。プロレスのことではないんだ。検索でヒットしたのですが、三井マリ子さん(とよなか男女共同参画推進センターすてっぷ元館長)の『館長雇止め・バックラッシュ裁判を支援する会』の運動が今、なされているのですね、今、僕の街にも公民館を民間委託して有料化する改革が進められているのですが、そのことともリンクしているのでしょう。 『ファイトバックの会』が中心になって活動している。7月にこの裁判が傍聴出来ますね。
 ところで、双風舎の『バックラッシュ!』についてこんな風に書かれています。

ジェンダーフリー」をめぐる現象や動きをテーマにはしていますが、けっして「ジェンダーフリー」を擁護するための本でもなく、非難するための本でもありません。ここは大きなポイントです。そのことは、執筆陣の顔ぶれを見ても、おわかりになるかと思います。とにかく、そろそろバックラッシュなんてやめて、第三の道をさぐろうではありませんか。それが本書の主たるコンセプトなのです。

 参照:『バックラッシュ!』発売記念キャンペーン跡地