「私と誰か」の合作

 オリオンさんの 『もう一つの記憶のかたち』が続いていますね。

……残響型記憶が世界の肯定につながるとすれば、残光型記憶は世界の否定もしくは切断につながる。世界の(不断の)創造といっていいかもしれない。そのつど一回性をもって、この世界で初めてのものとして何度も繰り返し「いまここ」に立ち上がってくる記憶? それ(「いまここ」)は室内もしくは「言葉の内」にある? 言葉の意味が読まれるたび、そのつど立ち上がるように? たとえば、言葉を知らない者は夢を見ないなどということがいえるとすれば(夢を夢として語れないといえばあたりまえの話だが)、夢見る身体は言葉の内にある? 残響型記憶は忘却のかたちをとりえないが、残光型記憶の実質は忘却である?……

これからどのような展開になるか楽しみです。以下はこの論考のテキストです。
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