京都三条寺町でSixth Sense
ギャラリー「ヒルゲート」(京都市中京区寺町三条上ル西側)で、主体美術協会会員小品展が開かれます。
★榎本香菜子(神奈川)★木村正恒(京都)★岡本祐介(京都)★中川奈哥子(神奈川)★門屋武史(北海道)★畠理弘(埼玉)の六人です。
会期:2006/10/10~10/15迄、(am.12:00〜pm7:00、最終日はpm5:00)
画像の案内状が欲しい方はコメント欄なりメールを下さればお送りします。*1
下の画像は本年度の損保ジャパンで秀作賞をもらった作品最後の個体です。
長年「少年」を描き続けている榎本香菜子が、1914年絶滅してしまったリョコウバトをテーマに描いたのが「最後の個体」である。作家が描いたのは社会性のあるテーマを取り上げながらもプロパガンダではない。存在することの孤独、哀しみ、喜び、祈り……。恐らくは草一本、一本描く行為に叫びや願いをこめているのではないか。静謐な画面の中に緊張感が漂い真摯な思いが伝わってくる作品である。ー「授与理由」よりー
【作者の言葉】
小学生の頃、初めて天体望遠鏡で月を見た時の衝撃を今でも忘れられない。暗闇にポッカリ浮かぶ白い球体はとてつもなく美しかった。そして孤独で哀しくもあった。深い闇と沈黙。輝きをあたえている太陽の光。いずれは消えていくであろう星、そして多くの命。つかむことのできない永遠。そこから生まれる多くのドラマ。
どんな歴史を刻んだとしても私は人間が好きだ。だから描く。描き続けたい。
☆http://www.h3.dion.ne.jp/~e-kanako/
http://youtube.com/watch?v=lIvYuOQL63g*