jakuchuの江戸

オンライン書店ビーケーワン:ザ プライスコレクション
 プライスコレクション「若冲と江戸絵画」展を見ました。一番、人集りがしたのは、『鳥獣花木図屏風』で江戸のポップって言うか、サブカルの軽快さ、遊びがあってファンタジーなノリで若冲さんはトンでいる。面白いことに、女の人や、現役引退した高齢の人や、学生っぽい若い人達の声が凄く評価が高いのに、フォーマルな格好の只今現役中で頑張っていますという感じの30,40代の男の人にはあまり評価されていないみたいで、「どこがいいのか、わからない」っとぶつぶつ言っている紳士がいたし、別の絵を見て、「ほっと」したと、暗に『鳥獣花木図屏風』を貶めるようなことを言っている男の人がいたけれど、僕は文句なく楽しめました。
 それで、又、はてなサービスのデザインで『鳥獣花木図屏風』を採用アップします。この方眼のマス目はデジタルそのものでしょう。西陣織りの下絵製作の技法からきているのでしょう。「桝目描」と呼ばれるもので、何と屏風の一隻でマス目の数は43000個だということです。絵に若冲の署名や印章がないのですが、若冲だけに認められた技法らしい、それで、若冲に間違いないと言うわけです。
 『鳥獣花木図屏風』に白象も描かれているのですがその正面の部分を原寸大でTシャツにプリント柄しているのです。スタッフの女の子がそれを身につけていてとてもよく似合っていたのですが、欲しかったのですが僕には似合わないだろうなぁと、彼女に薦められたのですが、結局、パスしました。プレゼントにはいいかも知れない。減量をしなくては…。