坂本龍一の「エロコト」

 天満橋ジュンク堂で、オリオンさんが、紹介して下さったロハスピープルのためのエコ・ファッションマガジン『ソトコト』が衣食住の「性」がありまへんと、
 エロを特化して「エロい地球をいつまでも」のコンセプトで坂本龍一が編集長になって作った『エロコト』を購入しました。
 ブログアップするために、アマゾンをクリックすると、何とユーズド商品で、2900円以上する。僕は580円で購入したばかりなのです。
 読み終わったら、エコロジー雑誌なので、図書館に寄付するつもりだったのに、断られました。
 稀少価値がありますよ、そう言えば、この雑誌は探すのが面倒だったので、女の子に尋ねたのです。そしたら担当者は丁寧に平台の一番上ではなく、下から抜いて僕のところに持ってきたから、買わざるを得ませんでした(笑い)。
 まず、巻頭に坂本龍一エロコト宣言している。

エロい女は、その存在そのものがエコである。/この惑星に生命が誕生して38億年。/それは現在まで一度も途切れることなく続いてきた。/その奇跡のような生命の本質とは何か?/それは「食」と「性」である。/言い換えれば「個体維持」と「種の保存」だ。/このふたつによって生命は維持されてきたのだ。/昨今、日本社会にもすっかりエコ=環境意識/なるものが定着してきた感がある。けっこうなことである。/本屋にはエコ雑誌が溢れ、そこには「食」の情報が満載である。/しかしちょっと待てよ。/生命のもう一つの本質である「性」が/ちっとも扱われていないではないか。/これは文字どおり不公平だ。/そこでわれわれは、エロをエコの観点から考察すべく、/一つの雑誌を作りたいと思った。/とりあえず強引に、/「エロい女はエコである」/という直感に導かれて、/われわれはここに雑誌「エロコト」を世に問う。

 しかし、この雑誌を知的遊戯のメタ・エロ雑誌と読むか、ベタにエロ雑誌と見るか、まあ、両方にアンテナを伸ばしているのでしょうが、パラパラとビジュアルとしてめくったかぎりでは、エロというよりグロに近い写真・画像が多いですね、年寄りの感性からの印象なので若い人は信用しない方がいいと思いますが、店頭で「立ち読み」して、感じたら買えばいいと思います。しかし、爺的にはどうでもいい写真が多過ぎますね。これから時間をかけて読みます。でもちょいと苦痛だなぁ…。年寄りには読みにくい活字構成なのです。「エロコト」というより「ゴミコト」と言った「大人の玩具箱」をひっくり返した乱雑さ・猥雑さの雑誌ですね、褒めすぎかなぁ…。