樟葉宮で節分、そして『沈黙』

 明日、樟葉宮1500年記念事業 歴史フォーラムが市民ホールで開催されます。継体天皇が樟葉宮で即位したのが507年で、今年が丁度1500年目だと言うことです。それから五年間、この地が日本列島の政治の中心だったというわけです。ホントかなと思いますが、謎が多い天皇なのです。
 一昨日ですか、僕は見ていないのですが、NHKで大化の改新の謎に迫った番組NHKスペシャル「飛鳥発掘が覆す大化改新」(再放送:2007年2月5日(月)深夜【火曜午前】0時〜0時49分 総合)がありましたね、どうやらleleleさんのブログによると、従来の定説を覆す旧守派が中大兄皇子、藤原の鎌足で、革新派が蘇我入鹿だということらしいですが、継体天皇はそれより、一世紀前の話でしょう。 どうも、武烈天皇の後継者として継体天皇が登場したあたりから、歴史として天皇が姿を現したという感じはしますね。勿論、645年の大化改新以降の律令制の時代背景の中で国のカタチが出来、日本という国号が使われ、律令国家の君主の称号として定着したので、呼称は天皇と呼ばれたわけではないでしょう。
 ウィキペディアによれば、《天武が事実上の初代天皇、すなわち天武が天皇の称号を創始したとする説が有力となっている。天皇号の開始時期は、前述の7世紀初頭とこの天武期とに説が分かれ、激しい議論がくり広げられている。》とありますが、天皇という呼称は現憲法で明記されてはいるが、英訳の「Emperor」ではどうもしっくりこない感じがしますね。
 こんなデータもありました。そうすると、平成天皇という言い方はあり得なくて、あくまで、「今上(陛下)」になる。でも、「明治天皇昭和天皇、今上」では並びが悪くて平成天皇今上天皇という呼称が一般に流通しているということなのか。○○天皇追号、「おくりな」なのです。
 フォーラムに参加したいのですが、明日は町内会の餅つき大会です。朝、八時に会場に行かなくてはいけない、早いなぁ、杵を持たされるんと思います。交野神社でもらった豆をまいて、オヤスミ!
 その前に、図書館で借りたベルイマンの『沈黙』を見る。何故、こうもモノクロ映画は過剰に色を感じるのだろうか。そして、『過剰な沈黙』である。その『沈黙』に魘されて熟睡できないかなぁ、八時は早い!