聖徳太子ですか、

オンライン書店ビーケーワン:米中経済同盟を知らない日本人オンライン書店ビーケーワン:石原慎太郎の老残
 久しぶりにbk1書評投稿したのですが、こうやって画像をアップすると、やはり、少し引いてしまう装幀ですね。題字は著者の山崎さんで、題字指導は片岡鶴太郎とキャプションにある。スマートさとはほど遠い無骨さの筆跡で真ん中の日の丸?は多少歪んで、良くも悪くも、消化しきれない沈殿物を胃の腑に感じる心地がしますが、読んで見たら、その語り口は優しく軽快で、明晰すぎるほど明晰で、高速道路無料化施策も、こんなにもわかりやすくて、即効性があって、処方箋としては、あらたに道路を作るのではなくて、あるものを効果的に効率よく利用するということなのに、どうして与党が率先して政策として採用しなかったのか、そこが不思議ですね。
 山崎さんのバックボーンは聖徳太子。一万円札の顔に復帰してもらい福沢諭吉は五千円札の顔、二千円札はいままでどおり紫式部(そこで、僕はそうだったのかと考えました。だって、記憶では何年も二千円札を見ていない)。千円札は二宮尊徳ですって、まあ、野口英世は毀誉褒貶がありすぎる。面白い人物だけれど、身近にいると敬遠するでしょう。お札の顔は二宮尊徳がぴったり。こういう人が友達に、師としていれば、安心です。
 本書を読むことになったのはビデオニュース・ドット・コムを聴いたからです。
 参照:bk1書評者の塩津さん、炸裂していますね、揺るぎがない、
 佐高信著『石原慎太郎の老残』の逆襲レビュー負け犬の遠吠え、明快で強いメセージですね。マイッタ!