「ロボ乙女」&「オトメン」

[rakuten:book:11917733:image][rakuten:book:11917734:image]千年少女 (Switch library)正しい乙女になるために それいぬ (文春文庫PLUS)
 id:kanjinaiさんが、「女性型ロボットへの性的欲望の未来」のエントリーでロボット動画をアップしているが、ここまで、技術は進化したんですね。でも、何かこちらのロボットちゃんと二人きりになれば、うなされそうだなぁ、『メディア・セックス』の宗教学者・植島啓司のコメントを聞きたいです。それはそうと、辞職の理由はわからないけれど、関大を辞めたんですね。風評は沢山、ヒットするけれど……。
 植島啓司の『分裂病者のダンスパーティ』の序に故渋澤龍彦が快楽について、女の人たちに顰蹙されるようなことを書いていましたね。でも、澁澤は星の王子さまだったから、許されるのかなぁ。
 朝の「特ダネ!」小倉智昭の番組で、『ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』特集をしていましたが、今ドキのイケメン・キーワードは「オトメン」らしい。
 チャートを示して、縦軸の上が「カッコイイ」下が「カワイイ」。横軸の右が「ノーブル」、左が「ワイルド」で、今回のグランプリを獲得した少年は「ノーブル」で「カワイイ」ということで、まさに「星の王子さま」らしいですが、どうなんだろう。星の王子さまと言えば、忘れてはいけないのは、星新一で、星さんなら、ロボットちゃんと、ひょっとして共振することができるかもしれないと、ふと考えました。故星新一にも動画を見せてあげたかったですね。
 後、特モリで、「ケイタイ小説」を取り上げていたが、身近で等身大の小説がこんなにも中高生の間で読まれているとは驚きです。正確には読むというより、コメンテイターの福田和也が言うように「脊髄?反応」に近いものかもしれない。これはという「出来事」(ガンであれ、イジメであれ、…)をケイタイ画面に引き起こす。幸せモードを盛り上げるために、不治の病のような不幸せアイテムは必須なのでしょう。わかりきったモードに乗った消費なのです。
 登録されているケイタイ小説は100万点ぐらいあるらしい。『恋空』なんて、短期間に100万部突破ということで、リポーターがケイタイ小説について作家のインタビュー、読者(と言っても、同じ目線で、投稿ページなどで、作者とともに盛り上がる)からの声を訊いていたが、結局、本を読むことで「背伸び」したり、「何か」を学ぶ、「自分」を変えることには、全く関心がなく、単に癒され慰められたい、上のイケテル・チャートで言えば、「カワイイ」、「ワイルド(非知性)」のモードなんでしょう。これからの、イケメンの流れは「カッコイイ」、「ノーブル」なら、それは知性が不可欠なものなんだから、「ケイタイ小説」ではノーブルさは身につかないと思いますがどうなんでしょうかね。「オトメンのカリスマ」と言えば嶽本野ばらでしょう。
 こういう「説教おじさん」的な物言いは嫌われるんだろうね、しかし、ことケイタイ小説に関しては藤原新也が昨日のNHKのETV特集で登場したらしいが、残念なことに見逃しました。再放送をチェックしておきます。新也さんの説教ぶりはメタではなく、ベタですからね。少なくともベタから入る。そうでないと、説教は説得力を持ち得ない。僕にはそのような「ベタな部分」が劣化していることは否めない。でも、受動態のカタチではあるけれど、あまりにもアホなことが身に降りかかったり、目の前に出現すると、「ベタ的な反応」を示して、それによって、僕の何とかあった恒常性を知る、感じる、ことに、あいなる。最初から攻撃的に、「ベタな説教おじさん」にはなれないですね。
 藤原新也さんはなれるでしょうね。新也節がケイタイ小説に対してどのように唸ったのか、興味があります。
 追伸:オトメンとは、はてなの定義では「乙男」(乙女+メン)のことで、(1)乙女的趣味・考えを持つ若い男性 、(2)料理・裁縫など家事全般に才を発揮する若い男性、(3)乙女らしい一方、男らしさも兼ねそろえた若い男性 のことだそうです。単なるイケメンは、もうダメですか、それはそうと、ケイタイ小説の読者?は10代、20代の女性がメインでしょう。そのような欲望でアクセスされる若い男性は大変だぁ????、
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