平和館 FOR OLDMEN

昨日、僕は通常のエントリーで、ピースおおさか、大和ミュージアム、広島原爆平和館のことを書きましたが、いずれの館もまだ行っていないのです。
いつか行こうと思いつつ、誰かの誘い、修学旅行、社会見学という企画に便乗してとか、旅行ツアーのオプションの一つとか、そんな受け身ではなく、たった一人でそこを目指して行くというエネルギーがなかったということで、いままでなんとなく来たということになると思う。
マイミクさんが、知覧特攻平和会館について書いている。リンクしている THE BACK HORNの「コバルトブルー」を聴く。

歌詞はこちらです。
http://listen.jp/store/artword_1008382_8535.htm
メンバーが知覧特攻平和会館を訪れて衝撃を受けてつくった歌詞なんだそうです。
確かに《悪気のない純粋さ、若さのエネルギーの行き場、現今の行き詰まり感、などなどの問題をこの曲からは感じたのでした。 》っていうのがある。
一昨日、『ランボー 最後の戦場』でランボーが吐く、「目的のない生よりは、何かのために死にたい」という台詞があったけれど、
ただ、ランボーには「ふるさと」(COUNTRY FOR OLDMEN)があった。しかし、どこにも「ふるさと」のない人々にとって、「ふるさと」が破壊された人にとって、宙ぶらりんの「何かのために」が揺らめいているのをぼんやりと眺めやるしかないだろう。そうでなければ、ナショナリズムとか、伝統とか、捏造であれ、虚妄であれ、あえて、アイロニカルに没入することによって、「偽故郷」を、「偽国家」を作る上げることでしか、サルベージはないのだろうか。