検査時系列情報と処方

昨日、病院に行って診察しました。予想以上にPSA数値が上がっている。
余りの予想外の数値に僕は専門医に「実体経済と株価の数値はズレがあるように、このPSAの数値も、前立腺癌の実体を表しているわけではないでしょう。あくまで、参照としての数字ではないんじゃあないですか?」って質問したら、その通りって言われました。
まあ、いいように解釈すれば、免疫力もアップするからねぇ、先生そうでしょう。そうだ!って言われてしまったw。

年月日 PSA(ng/ml) ゾラデックス カソデックス オダイン 備考
2008/02/18 0.684 注射 服用 効き薄い
2008/03/17 0.826 注射 服用
2008/05/16 0.972 注射 服用
2008/07/24 1.380 注射 服用
2008/08/08 1.400 注射 服用
2008/09/04 2.050 注射 服用
2008/10/09 2.760 注射 服用
2008/11/07 3.450 注射 カット 効かなくなったので、カット
2008/12/04 4.450 注射 カット
2008/12/12 6.300 注射 カット 服用 効く確率40%

*1
病院の待合い室で、坪内祐三の『新書百冊』をめくっていると、こんの一文があった。

人間が記述するかぎり絶対的に客観的な歴史記述などありえないという立場(それは歴史における決定論とはけっして矛盾しない立場であるはずだが)のバーリンは、『自由論』(みすず書房)の中で、こう述べる(小川晃一・小池金圭訳)。
  
  歴史家が語ることは、どれほど注意深く純粋に記述的な言語を使用しようとしても、遅かれ早かれ彼の態度を伝えてしまう。距離をおいた態度をとること自体一つの道徳的立場である。

成る程ねぇ、医者はそのような意味での数値を背景に置いた道徳的立場を保持しているのでしょう。

*1:PSA数値の下限は0,上限は4.注射は、三ヶ月に一回。クスリは毎日服用。