荒川修作/斎藤環/茂木健一郎


明日、斎藤環さんから茂木健一郎さんの往復書簡が双風舎さんのところでアップされるとのことです。
楽しみです。
ところで、id:n-291さんのところで、
お亡くなりになった荒川修作さんと茂木さんのエピソードを掲載しているが、
http://d.hatena.ne.jp/n-291/20100520#p4
荒川さんも辛辣ですが、やっぱし高橋悠治さんの茂木さんに対する攻撃は凄まじかった。
金井美恵子さんも実名表記をしていなかったけれど、キツイ批評をしていた。
菊地成孔さんにしろ、タジタジのツッコミでしたが、そして、理屈として説得力もありましたが、それでも、何故かぼくは茂木さんが憎めないし、好きになってしまう。
そんな一連のぼくの文脈から論争の書簡において多分、頭(脳)では、斎藤さんに軍配を上げると思うけれど、情まで取り込んだぼくの「身体反応」は茂木さんにシンクロするであろうと、まあ、そんな予測をしています。
ぼく自身、荒川さん、高橋さん、金井さん、菊地さん、斎藤さんに対して多大なリスペクトもしている。
そんな色を通して彼らからの茂木さんに対する批評を読むと、「愛情の鞭」(もしくはブラックユーモアの鞭)のようなものを感じてしまうのです。
こんな感じ方はぼくの身体性を通した「茂木健一郎像」によるもので、茂木さん自身がどう感じているかそれはわからない。
歯ぎしりしているかもしれない。でも、多動症的な茂木さんは、こんなやりとりを結構楽しんでいると思います。
双風舎さんにリクエストなんだけれど、往復書簡が単行本化された時は、死なない荒川さんでもあっても、あちらに旅だったからムリですが、高橋さん、菊地さん、金井さんに「あとがき」として辛辣な一文を書いてもらって欲しいですねぇ。三人三様、独自な文体を持った名文家でもある批評文をぼくを含めて読みたいと思っている方々は多いと思います。