横道世之介

未だに事故のことをよく想像してしまいます。どうして助けられるはずもないのに、あの子は線路なんかに飛び込んだんだろうかって。
でも、最近こんな風にも思うようになったのよ。あの子はきっと助けられると思ったんだろうなって。「ダメだ、助けられない」ではなくて、その瞬間、「大丈夫、助けられる」と思ったんだろうなって。そして、そう思えた世之介を、おばさんはとても誇りに思んです。ー吉田修一横道世之介』の「世之介の母より」ー

世之介は絶望の人ではなくて「希望の人」
日の出の似合う「横道世之介」でござい。
ヾ(@⌒ー⌒@)ノ