[エッセイ]腫瘍内科医

近藤誠の「抗がん剤は効かない!」文春論文をテキストをネタにしたやり取りが患者としての当事者でありながら、ジャーナリスト立花隆が魚が水を得た如く、その好奇心そのものの振る舞い方が免疫力をアップしていると言った立花流処方箋と言ってもいいのではないか。
週刊文春の特集記事は読んでいるが、月刊誌『文春』の方はまだ読んでいない。今のところ、あまり読む気がしないと言うのもある。大雑把に論理構成しても正常細胞とガン細胞と一人の「ヒト」内で共生しているのを無理矢理引き裂こうとする抗がん剤の毒薬性、悪魔性を強調する記述は簡単だと思う。
僕が一番聴きたいのは、抗がん剤の専門医である「腫瘍内科医」たちの奮闘振りです。
「近藤論文の主な誤り」と言う標題で「週刊文春1月20日号」に収載されている正否一覧表記を後で引用アップしますよ。
しかし、久しぶりに週刊誌を買ったが他の記事も隅から隅まで読んでしまった。こんなにも『週刊文春』が面白い編集構成になっているとは知らなかった。編集人は島田真。
それぞれの記事内容があまり声高ではなくじっくりと読ませる。
病室で全国紙も読んだが「週刊文春」の方が情報のクオリティも高いと思いました。つくづく全国紙の編集委員たちのコラムはつまらないと思いましたよ。
他の週刊誌でこんな気分になったことはないので今回が例外かもしれない。ただ、こんな読ませる週刊誌記事は編集力で可能なんだと発見できて嬉しかったですよ。
僕の担当医は泌尿器科に属し外科としてオペがメインですよ。
なかなか腫瘍内科医の状況を聴きづらいと言うのもあるけれど僕な
り調べてみよう。
週刊文春」さんに腫瘍内科医の特集記事でなくとも地味な記事でもいいから書いて欲しいねぇ。勿論、他のメディアも取り上げることは大歓迎です。
腫瘍内科医よ!表舞台に出て!
その他、記事にして欲しいのは(1)混合診療(2)イレッサのような副作用問題(3)ドラッグラグ(4)治験参加登録(5)ガン登録などです。特に治験参加、ガン登録などによって患者達が表舞台に登場し安い環境、広報が積極的になされることで効果的な処方箋の一歩になるわけです。患者達が多少のリスクと手間をかけて研究者の背中押しをすべきでしょう。