苦役列車

苦役列車

苦役列車

久しぶりに地域のゴミ減量の会合に出る。
市の担当者を囲んでの円卓会議懇親会のようなものだったが、意見が活発に出て時間がオーバーしてしまった。
ゴミ・環境問題って皆さん関心が高い。
会合をした同じセンター内に図書館があるので、文藝春秋を借りて近藤誠の抗がん剤は効かないの連載記事を読み、コピーしてもらう。ランチは回転寿司のスシローで食べ過ぎってしまった。腹十分以上食べられることは体調がまあまあなんだろうねぇ。

ついでに文藝春秋に収載の芥川賞受賞作・西村賢太の『苦役列車』を読む。予想に反して淡々とした僕にとっては違和感のない見慣れた風景で知人の誰彼を思い浮かべもした。
板橋、赤羽、東十条、西川口、王子あたりに安いアパートがあるんだよね。
あまりにもドラマ性を感じないでどこかのブログ記事を読んでいるような脱力感でした。
彼の「私小説」はブログとして書かれても違和感がない。まあ、「私小説」はブログに近いものかもしれない。「私小説」が日本の独自のジャンルなら、この国のブログも「私小説的」な重心を置いたものが多いというのもあながち無理からぬことかもしれない。僕のブログも恥が多いからねぇ。