2004-07-19から1日間の記事一覧

京都ジュンク堂

◆昨日(6/24)、京都ジュンク堂に寄りました(旧ブログ転載)。三階のチクマ学芸文庫で大槻文彦の『言海』を見る。先日、毎日新聞の書名コラムで文庫になった「言海」のことを書いていたのです。2200円也。だが、哀しいかな、老眼をしても、読むのに…

保坂和志/5/27記(旧ブログより移動)

『猫に時間の流れる』(新潮社)紹介: 野良猫のクロシロは、読み終わって随分経つのに、ひょんな時に、ひょんなところで、思い出す。詳細な筋書きは定かでないのに、クロシロの存在感だけは澱となって沈殿している。作者はクロシロを擬人化しているわけでも…

森岡正博/痛みの人

◆『無痛文明論』(トランスビュー社)に痛々しさを感じた。勿論、読み手をも、引き込む。作者と対峙を余儀なくされる。息苦しい本でもある。誠実な人なのです。始めて講演会で森岡さんにお目にかかったとき、会津白虎隊の凛々しい美少年振りを大人の森岡さん…