永沢光雄さん、合掌。

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 僕の大好きな『永沢光雄』さんもお亡くなりなった。若い!あなたの『AV女優』はルポとして語り継がれる名作でした。
永沢さんは、まだ、47歳だったんだ、最初に読んだ『AV女優』はショックでしたね、広島弁を喋るAV女優が登場しましたが、女優たちがそれぞれの語り口で喋るのを巧みに表現していましたね、ルポライターは、それが性であれ、経済であれ、文学であれ、床屋政談であれ、なんであれ、「その人」が立ち上がる手助けを言葉でやっているのだと、リスペクトしましたよ。 通夜は4日午後6時、告別式は5日午前10時。新宿区新宿の正受院とのことです。
 ★こちらに『AV女優』に関する記事、書評が沢山アップされています。
 ★http://d.hatena.ne.jp/border68/20061102
 ★http://ameblo.jp/fujii-seiji/entry-10019274408.html
  ★http://www.juno.dti.ne.jp/~adore/consept/mitsuonagasawa.html

死を越える生、合掌。

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 白川静さんがお亡くなりになりました。白川静さん、信実の道を逝く - 風の旅人 編集便り 〜放浪のすすめ〜
  今年の一月、雑誌『風の旅人』の編集長佐伯剛さんはブログでこのようなことをおっしゃっていました。

 私は、「風の旅人」の創刊の時から、正しいことではなく、根元的なことを探るというスタンスで行っています。それゆえ、出版界では、正しくないとされることもたくさんやってきています。
 創刊号で、白川静さんに、「そろそろ死にましょか」というテーマで原稿を書いていただき、生々しい鳥葬の写真や、棺桶のなかの美しい女性を掲載し、抗議も受けました。決して奇をてらってやろうとしたのではなく、死を見えないところに追いやろうとする風潮に対する懸念からのことです。それ以外にも、ここに書ききれないくらい、出版界の非常識をやってきました。 続きは→http://d.hatena.ne.jp/kazetabi/20060131/1138639879

 風の旅人はず〜と巻頭に白川静さんの書と一文が掲載されていて、そのことに関する批評もありましたが、佐伯さんが頑強にも一貫して白川さんを骨格にした編集方針を貫き通した。佐伯さんの悲痛も察するに余りある。僕が佐伯さんを知ったのは『日野啓三』でしたが、風の旅人が生まれた経緯は故日野さんだということを聴いたことがあります。又、一人の大丈夫を失いました。享年96歳、合掌。
 僕の拙ブログから引用します。

『風の旅人』の最新号15号が発売されましたね、特集は『人間の命ー死を超える生ー』です。白川静さんの巻頭エッセイによると「命を立つる」とは、所与的な命を主体的なものに転換することである。
「夭寿貳(うたが)はず、身を修めて以て之を俟つ」、
歴史的文脈で主知主義から主意主義へと言っているのでなく、命の文脈で主意(主体的なるもの)主義を当然のこととして語る。

参照:テキストとしてではなく、体験を! - 風の旅人 編集便り 〜放浪のすすめ〜
   日本の美と醜(書の心) - 風の旅人 編集便り 〜放浪のすすめ〜
   道具と機械と芸術と言葉 - 風の旅人 編集便り 〜放浪のすすめ〜
   風の旅人 編集便り 〜放浪のすすめ〜
2006-11-02 - 書林雜記
   サイについてDの弧の部分を下向きにしたカタチ「サイ説」)から内田樹さんは語っている。
白川静先生を悼む - 内田樹の研究室
本の通販ストア - 本、雑誌の通販ならhonto白川静と漢字の魔力』

綿矢りさ×笙野頼子

森岡正博さんの『加藤典洋のエロチックな時評』に関するコラムで、森岡さんは自戒を込めて語っている。僕は森岡さんの『感じない男』に感じなかった男だったので、かようなコラムに言及する資格がないかもしれないが、
http://d.hatena.ne.jp/kanjinai/20061101
ガルシア=マルケスの新作『わが悲しき娼婦たちの想い出』は90歳になった老コラムニストが、14歳の娼婦と一夜を過ごすシーンがあるのですね。恐るべきエロスよ!って叫ぶだけにします。性を語ることは身体を語ること、その身体の埋もれ火が消える一歩手前なので、僕の言葉と身体はほとんどズレがない今日この頃です。若い頃は、この本を飛びつくように読んだかもしれないが、今はそんな気にならないなぁ…、
 参照:森岡正博ロリコン社会、幼い心の商品化なぜ許す:朝日新聞エッセイ
小谷野敦さんも加藤さんについて書いている。なるほどなぁ…。
http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20061031
しかし、綿矢りさって、お目にかかったことがないが、お目にかかりたいのは『ゆれる』の映画監督西川美和さんですね。
◆前に文学フリマのことを紹介しましたが、l『壁の中に』ブログでkingさんが出品する同人誌『幻視社第2号』のデータがアップされています。kingさんは、笙野頼子のレビュー、『喜劇の身体』という標題で後藤明生小島信夫について論じているみたい。

開催日時 2006年11月12日(日)
開場11:00〜終了16:00
場所 東京都中小企業振興公社 秋葉原庁舎 第1・第2展示室
(JR線・東京メトロ日比谷線 秋葉原駅徒歩3分、都営地下鉄新宿線 岩本町駅徒歩5分)

 しかし、加藤典洋さんの笙野頼子についての文芸評論の仕事はあったかなぁ、あれば、読んでみたいものです。
 ★Panzaさんの笙野頼子ばかりどっと読む
 ★笙野頼子より - 猫を償うに猫をもってせよ
 ★配慮怠りない笙野頼子 - 猫を償うに猫をもってせよ
 ★こちらのデータも膨大で読むのに骨が折れますが
どうぞ→[News Handler[WEBLOG SYSTEM]