♪「きさま俺とやろうってのか、面白え、おんもへ出ろ」               ♪♪♪♪♪コメント欄もオモロイね♪

 ◆9/3のエントリー「ノベルとライトノベルの違いについて」、一生懸命喧嘩する笙野頼子の異端ぶりをkingさんのネット公開されている笙野テクストを紹介しましたが、長文のコメントがありました。そのコメント欄に反応して、少し延長戦で書いてみます。9/3の続きです。
 ◆ブックオフではどうなっているだろうかと、近場の店を覗いたら、コミックの棚に並んでライト・ノベル、新書の棚にノベル、と同じ棚構成です。コミックが中心でその周辺をライトノベルが段々とアイテムを増やし、ノベルも影響され、荒っぽく言えば「サブカル」がメインになって「わがもの顔」に振る舞い始めた。「伊勢」に対して周辺の『金比羅』に一体化する笙野さんは、男とか女の閾を越えて果敢に喧嘩を売る。村田豪さんの読解では、『靖国問題』にも関ってくる。本書は多少僕の手にあまるところがあるみたいですね、何とか挑戦したいと思います。
参照:(村田豪『笙野頼子の大傑作「金比羅」の凄さは伝わるか』)
 ◆それで、直接には関係ありませんが、屁爆弾さんが『ケンカの腰つきコレクション 1』をアップしているのですが、一回目は笙野さんでなく、西原理恵子の『毎日かあさん論争』を取り上げている。頭から、こんな書き出し、

以前TVで見た関根勤のギャグにこういうのがあった。
飲み屋で男Aが男Bに難クセをつけて絡む。男Bはにわかに腰を上げて曰く、
「きさま俺とやろうってのか、面白え、おんもへ出ろ。」⇒

 「おんも」とは赤ちゃん言葉、その腰砕けた言葉のズレに可笑しみが生じるということで、屁爆弾さんのブログはいつも新しい発見があって面白い。
 さすがの屁爆弾さんも笙野頼子さんには、トホホって言っています。しかし、西原さんのケンカ振りは子どもの学校教育、言論の自由と言ってしまう西原さんの大上段の身構えと、色々考えさせられますが、さわこさんが乱入してコミック談義になりラリー応酬をしています。これが又面白い。僕は「ノベルやライトノベル」に関しては冷たいですが、「コミック」には少なからず敬意を覚える。実際、日本の誇るべき文化として自慢してもいいと思います。でも「ノベルやライトノベル」はちょいと恥ずかしいという気分が本音ではありますね。
お二人のラリーで評判の高い「のだめカンタービレ」のシリーズの二ノ宮知子の詳細のディテールはある人のブログで知ったのですが、部屋に散らばった楽譜の一枚一枚でも正確なお玉杓子を描いているらしい。肌理の細かい情報提供をしているのです。僕はそこまでは知らなかった。そうやって拾っていくと、概ね、一巻当たり、本中で紹介されている曲名は12曲以上らしい。それをちゃんと検証してネットアップしている『のだめカンタービレ・クラッシク辞典』です。何と頭の下がるマニアぶりです。