最後の一羽

ドードーのいた日

『ドードーの絶滅』というHPがあります。榎本さんから教わって読んだのですが、『風の旅人 19号』の管啓次郎の『最後の木の島』(27頁〜)も読んだところなので余計身にしみました。

この慢性的な欠乏感は、蓄積のプロセスの裏返しだった。原初的な蓄積がはじまったのは農耕の開始によるが、ライトの指摘にまたもやうなずいたのは、ざっと一万年前に農耕がはじまったことよりも、それまではじまらなかったことにこそ驚くべきなのだ、という点だ。予測可能性の技術である農耕が開花するには、どうしても欠かせない大前提がある。気候のサイクルの安定性だ。

 現在のように安定した気候が与えられたのは過去一万年のことでしかない、現在明らかに進行している地球温暖化は、そのまま終局に至っても不思議でないと、管さんは警鐘を鳴らす。
 こちらのHPもシンクロしているのです。
『第三章 ドードーのエンサイプロペディア』
『ドードーのいた日』
『最後の個体』
『PASSENGER PIGEON』と『綿毛は舞う』