2004-10-31から1日間の記事一覧

大村彦次郎/野坂昭如/伊藤整

野坂昭如に『文壇』、伊藤整に『日本文壇史』という大作があるが、大村彦次郎の戦後文壇三部作、『文壇うたかた物語』、『文壇栄華物語』、『文壇挽歌物語』は日本文学史を人事で読み取ろうと、そういう噂話の好きな人にはオススメです。

『古本・資本・気になる本』を読んだのですが、雑誌、PR誌、新聞、カタログ、文庫解説などに初出されたもので、1】の「貸本屋の女主人」の章のコラム、エッセイは面白かったが、段々、読み進むにつれて同じことが又、書かれていると、そんな編集上の未整…

小説をめぐって

保坂和志さんは、現在連載中の『小説をめぐって』(雑誌新潮)の四月号で、 こんなことを書いていました。 だから小説は読んでいる時間の中にしかない。音楽は音であり、絵は色と線の集合で、どちらもことばとははっきりと別の物質だから、みんな音楽や絵を…

熱いメンチンのラインダンス

友達から苦笑してしまう手紙が来た。『熱い書評から親しむ感動の名著』を購入しようと、大きな本屋さんに行ったのだが、見つけることが出来なかったらしい。ジュンク堂池袋店にも行った。でも、探すことが出来なかった。ジュンクではこの本についてのトーク…